離婚に至った経緯を説明した

もう彼らも「離婚」という文字も意味も判ってきた年頃。
離婚した当初も話し手の側として
子供ながらにもわかりやすく説明したつもりでは、いたが
やはり当時は、彼らには理解できていなかった。
改めて前夫とのなれ初めやここに住み着いた事情をつい最近になり説明した。
いきなり「お父さんのことでちゃんと話しをしときたいから聞いてくれる?」と
いうところから話し始めた。
まっさきに反応したのが長男だった。
普段なにも会話をしてこない長男がいきなりこう話した。
「そんな奴関係ない。しらない。聞きたくない。」
父親の存在についてどう理解していいのか判らなく
よっぽど苦しかったのだろう。
たしかに父親としては、失格者=私も母として失格者。
子供達を幸せにしたい気持ちとはうらはらに
子供達の心の傷は、深くなっていたのだと思う。
でも、病んでばかりもいられない世の中。
社会に出るためには、自分自身これからなにをどうしながら
生活していかなきゃいけないかと考えてもらえる機会でもあるので
苦労をかけたことについては、丁寧に誤った。
まだじゃっかん子供心もあるのだろう。
自分達の両親に対して強い怒りの表情を見せた。
でも、これから自分自身で生きていく知恵は、自分で身につけては、いけないと
多少ではあるが感じとってくれた様子もうかがえる。
例えば長男を見ていて思うこと。
自分の部屋に閉じこもりぎみで扉も閉めっぱなしだったが
開けていることが多くなった。
アルバイト情報誌を見るだけでもどうぞとさしだしたところ
ぱらぱらぱらっと目を通した。
やりたいことが思いつかない様子ではいる。
だが私の意見も聞きたがっている様子。
でも素直に受け止める意識が持てなく辛そう。
普段の生活のリズムがちょっと狂いだしてきた。
それと髪の毛が大量に抜け始めた。
気になったので長男に頭の毛が抜けて困ってることはないのか?と
聞いては見たものの返事は返ってこない。
次男は、口数がとっても少なかった・・・いやほとんどそれまでは
無言状態だった。
離婚に至った話しをした後から生活のリズムを崩している。
次男も長男と同様で複雑な思いなのだろう。
でも、話しを切り出してから3日目ごろから
返事が返ってくるようになってきた。
それぞれ複雑な反面、なにをどうしていいのか
かなり戸惑っているのだろう。
なにか二人に将来に着いて自立できる根拠がないのかと
思いながら「13歳のハローワーク」という本を
何行か読み聞かせをしている。
聞いてるそぶりを見せていないが逃げもしない。
地道に読み上げていこうと思う。
三男については、夢があるようだ。
10日(日)に施設へ面会にいき将来なりたいものが
あるのかどうか確認をしてみた。
最初は、「ない」と言っていたが
なにかスポーツとかない?と聞いてみると
剣道をやりたいと話してくれた。
話は、盛り上がり「世界一強い剣道の選手になってメダルがほしい」と
思いを告げられた。
剣道は、まだみんなが幼い頃に次男と三男に
私が指導していた時期もある。
三男は、父親の背中を知らないまま育っていたので
私のやってきたことに興味を持っている。
悪いところは、まねしてもらいたくないけれど
三男なりに自分のことをなにかしら考えている。
剣道の指導を手伝ってあげることは年齢的に
きついので出来ないが剣道の指導をちゃんとした場所で
受けれるように応援してあげたい。
そのためにも今家に残っている家族の
まとまりがなければ三男を受け入れることもできないだろう。
なんとかして今までのツケを倍にして
子供達の更正を目指したい。
自分の努力も必要だ。
誰かを頼ることも必要だが
その前に自分が自分であることが大切だ。
ほんとうの自分が見つかってはいないが
子供達のことを真剣に思う努力をしなければだめだ。
普段服用していたいろんな薬も辞めようと数日間は試みた。
でも、蝕んでいくばかりでいつ倒れてもおかしくない状況になってしまった。
今すぐには、服用を辞めることは、できそうになく健康を装ってるのも辛い。
かといって辛い表情を子供達に見せるとかえって
心が病んでしまうのだろう。
私ががんばってるところを見せるしかない。
それを見て感じ取って「困ったとき困るのは自分」と思ってほしい。